2015年度 公益社団法人守山青年会議所 理事長所信


 IMPACT on Moriyama


   〜自信と誇りを胸に〜
 

2015年度理事長 
田 中  尚 仁 

 1971年、我がまち守山の志を同じくする青年によって守山青年会議所が生まれた。時代の流れと共に社会環境や経済情勢がめまぐるしく変化し、価値観が多様化しようとも明るい豊かなまち守山を創造するという運動は必要とされ続け、歴史と伝統は連綿と受け継がれてきました。
  そして本年、45年目の節目を迎えるにあたり今一度全ての運動はまちの未来の為にという思いを持ち、伝統ある守山青年会議所の一員であるという自覚と誇りを持とう。そして、我々がすべきことをしっかりと見据えてインパクトを与えれば、その影響が大きな波紋となり、より明るい守山の未来に繋がると考える。
  このまちに、そして守山JCにとってインパクトある運動を展開しよう。

【 インパクトある組織へ 】
  現在、会員数の減少は守山JCにとって大きな問題となっている。会員数の少ない団体は、多い団体と比べそれだけで他者から見れば魅力が小さく感じるという事実もあるだろう。また我がまちへの発信力に関しても数の力が物をいう場合もある。人数が変動しようとも我々の運動の方向が変わるというものではないが、活動が制限されてしまうこともある。我々がより大きな運動をおこし、地域にインパクトを与えるには会員拡大が絶対条件であり最も優先されることである。全メンバーで年間を通じ総力を挙げての拡大活動に取り組もう。
  しかし、思い付きで各人が動いてもあまり成果が見込めるとは思わない。SNSなどの情報共有ツールを活用し効率的に情報収集と共有を図り、定例会や事業の活用も視野に入れ明確な目標を持って幅広い手法を取り入れた拡大活動を行おう。
 「会員拡大はJC運動そのものである」全メンバーが一丸となって拡大を通してJC運動を地域に伝播するインパクトある1年にしよう。
  組織に関しては現状を鑑み運営の効率性を追求していく必要がある。組織自体のスリム化を図るだけでなく会議の効率性や予算の有効な活用について今一度検討したい。定款・諸規定に関しても修正や変更がなされてきたが、今の組織運営には即していない点もあると考える。現在と将来の守山青年会議所に適した形へと進化するために建設的に議論を進め、より活発な活動が行える体制を整えよう。

【 発信によるインパクト 】
  我々がどんなに素晴らしい活動をしていても、発信が弱く多くの人に伝えることができなければ、その運動の広がりは大きなものとはならない。広報は我々の存在感を示す為のものでなく、我々の運動への理解と参加や協力、賛同を得てより運動展開を大きくする為のものであると考えている。現在ではスマートフォンの普及やフェイスブックやラインなど情報共有ツールの利用が広がり、情報の発信・共有・受信は以前と比べると容易になっている。それらの活用法を調査研究し積極的に取り入れ、よりタイムリーで効果的な広報活動を行おう。
  また、メンバーが行政や各種団体との会議で顔を合わす場や、地域の方と接する時も大きな発信の機会である。一人ひとりが広報媒体となり自信を持って発信できるようメンバー間の情報共有にも注力しよう。

【 インパクトを与えるJAYCEEへ 】
 青年会議所は多くの成長の機会がある学び舎である。挑戦を続け、経験を積み伝え合うことでJAYCEEとしての成長がある。委員会・理事会・事業・例会などで目的に向かって互いに意見を交わし自己研鑽しながらも、励まし合い目的を成し遂げた達成感を共有し友情を深めていこう。成長の機会はJCでは様々な形で用意されている。各種大会には積極的に参加しフォーラムやセミナーなど多くの知識が得られる機会を有効に活用しよう。 また新たな機会として湖南4LOMでの合同例会を開催する。湖南地域のメンバーとLOMの枠を超えて共に成長でき、交流を深められる貴重な機会であります。能動的に参加し資質の向上を図ると共に、積極的な交流と情報交換を行いJAYCEE同志の繋がりを今まで以上に強くしよう。それらの機会だけでなく日本JCではメンバーの資質向上に有効な多くのプログラムを提供している。それらを調査研究し積極的に活用して人間力の開発に繋げよう。
 個の成長が守山青年会議所全体の成長に繋がり、全ての運動でのインパクトをより大きくするのである。

【 まちへのインパクト 】
 2011年守山市長選が行われ新市長が誕生した。守山JCはその折に市民へ向け意識高揚運動を展開した。本年も市長選が行われる予定であり市民が自らまちの未来を方向づけるための意識高揚運動は続けるべきである。市民の政治への意識を高める運動は、市民が能動的にこのまちについて考える機会となり、その積み重ねがまちづくりに市民が参加・行動するまちの未来に繋がるのである。現在、守山市では駅前に多くのマンションが建設されるなど、流入人口も増加傾向にあり多くの子どもたちがこのまちで暮らしているが、周辺には琵琶湖や野洲川などの自然財産や、遺跡や歴史ある建物など多くの文化的財産が存在している。しかし、現代の子どもたちの多くは日常生活の中でそれらに触れることも少なく恩恵を意識していないのではないだろうか。目の前の住みやすさを感じるだけでなく、多くの地域財産に触れこのまちを愛して欲しい。また近年の守山JCでは、子どもたちを対象としながらも多くの世代やまちづくりにあまり関わりが薄かった人を巻き込む青少年育成事業を行っているが、参加した子どもたちには事業の内容が「楽しかった」や「ためになった」で終わるのではなく、自分たちの為に活動してくれた全ての人たちに心から感謝する気持ちを持ってもらいたい。
 日本人の根底にある、互いを思いやる心や、人と人とのつながりを大切にする等の日本が誇る道徳観や精神性を学ぶ活動を行い、周りの人に感謝し、困っている人がいれば手を差し伸べられる愛あふれるまちに繋げよう。

【 インパクトある45周年 】
  守山青年会議所は本年で設立以来45年目を迎える。先輩諸兄により連綿と受け継がれてきたこの伝統と歴史ある組織の節目として周年諸事業に取り組もう。45周年を迎えられたことに改めて感謝し、これまでの道程を振り返り、守山青年会議所の一員であることへの誇りを抱き、まちにインパクトを与える事業を行おう。周年でインパクトを受けるのは周囲の人だけではない。我々自身がこの絶好の機会を活かし、同志と共に歴史と記憶に残る45年目をしっかりと刻もう。それが自信を高め、今後の守山青年会議所の糧となり今まで以上のインパクトある運動に繋がると信じている。


基本理念

・長期活動指針「C−Link Creation」の実現に向けた取り組み
・より大きなインパクトを与える守山JCとための人間力開発と会員拡大
・「郷土愛が溢れるまち 」に向けた取り組み


運営方針

・全メンバーが取り組む戦略的且つ 継続的な会員拡大
・円滑且つ効率的な組織運営
・様々な広報に繋がるツール の調査研究と活用、行政や各種団体との繋がりを活かした情報の受発信
・資質の向上と交流を図る4LOM合同例会の開催
・メンバー資質向上を図る研修 例会の開催
・リーダを育てる新入会員研修の実施
・まちの未来へ関心を高める 運動
・地域財産を活かした青少年の育成
・褒賞申請を通じた事業の検証並びに情報受発信
・出向者支援と各種大会への参加
・インパクトある45周年記念諸事業の開催


C-Link Creation


アクションプランroad to 2020〜進むべき道がそこにある〜

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